#12 Pachacamac
Hola.
金曜日は、授業が夕方からなので、
朝の時間を使って、
Pachacamac(パチャカマック遺跡)というところに行って来ました。
リマ市街(日本でいう東京)から、
ミラフローレス(日本でいう熱海)という地区に向かい、
ルリン(日本でいう静岡市。笑)に行くとこの遺跡群があります。
この間の誕生日パーティで会った、
ユキさんという方に誘っていただき、
ケイタとミゲルさんとの4人で行きました。
このユキさんという方、
日本から嫁いで来ていて、
ペルー人の夫がいる。
この人の人生が、
また、すごい。
(クセが強いんじゃぁ😕)
この話はまたあとで😉
ミラフローレスから4時間のバスツアーで、
料金は 75ソル(日本円で2400円程)。
(我ながらめっちゃいい写真✨)
ありがちな、二階建てのバスで街を散策して、遺跡群へ!
「留学生してんなぁ」なんて思いました😏笑
さて、パチャカマ遺跡とは。
ケチュア語で「大地の創造者」を意味する
「Pachacamac/パチャカマック」
紀元200年ごろ興ったリマ文化時代からワリ文化、イチマ文化を経て、インカ帝国が滅亡する1533年まで一貫して聖地と崇められてきた稀有な遺跡群である。
スペイン語が浸透した現代でも山の方ではまだ話されているそうです。
ちなみに、いま授業でケチュア語の授業取ってます😉
話を戻すと、この遺跡は、
紀元前200年から、1300年もの間、
大規模宗教施設として栄えた場所で、
その長きに渡る繁栄から、
「悠久の聖地」
なんて呼ばれることもあるそうです。
祀られている神は、
パチャマック神で、
又の名を、
「託宣の神」
託宣とは。神が人にのり移ったり夢に現れたりして意思を告げること。そのお告げ。神託。
人々は、この神からのお告げを聞くために、
多くの貢物や犠牲を厭いませんでした。
この犠牲というのは、
やはり niño(女子)やmujer(女性)
であったそうです。
これは、
「豊作・豊穣」
が
「子供を授かれる体=女性」
と繋がること、
つまり、fertilidad(英語のfertility)が根拠となっているそうです。
fertility の意味
①肥沃、多産
②(土地の)産出力
③(創意などの)豊富さ
④繁殖力
ワンピースの空島編で見たことあるような、
犠牲行為が本当に行われていました。
(例え話は、いつもワンピース。笑)
当時の人々は、このような犠牲や貢物を
「当たり前」「仕方のないもの」と捉えていたと思うのですが、
宗教や信仰の強大な拘束力は、
どの世界、どの時代でも変わらないんだなと改めて思いました。
思い返せば、学校で習った世界史だって、
その歴史は常に宗教と隣り合わせでした。
その分、ほとんど生活に拘束力がないキリスト教が
世界的に受け入れられたのも納得。
(犠牲もなければ、肉も食べれるし、お酒も飲める!)
さて、遺跡の最大の見所は、
Templo Del Sol (太陽の神殿)
この神殿から、多数の犠牲や貢物が見つかったのですが、
それらは太陽を神として向けられたものだと分かっています。
エジプトの太陽神、日本のお天道様。
太陽もまた、いつの時代のどこの人間にとっても、
神秘的なものだったんですね。
ちなみに、ここの人々は、
当時から、
太陽⇄月
男性⇄女性
のように
物事を対照的に意識することが多かったらしいです。
だから、太陽の神殿の反対側に
月の神殿なるものが残っています。
(「ドラクエに出てきそうな名前だな!」 と一人で興奮していました。笑)
昔から、割と遺跡とか好きです。
せっかくインカ帝国の足跡残る国で生活しているので、
時間を見つけて冒険に出るのも楽しいですね😊!
ただ、半日 砂漠を歩いたおかげで、
帰国前に買った黒のニューバランスは、
真っ白になりました。
みなさんも砂漠を歩く際にはご注意を😉
↑ 下から見た太陽の神殿。例えるならアラバスタ(またワンピース。笑)
Chao!